
この記事では30MSの「太ももパーツのクオリティアップ」を目指し、「太ももパーツの改善」と「太ももパーツをより肉感的にする」方法を書いています。
画像多めで説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
太ももパーツの構造
まずは「30MS」に多い太ももパーツの構造について軽く触れます。
現在の30MSの太ももの構造は、大体↓の2つに分かれるかなぁと思います。

「分割型」は古めのキットに多く、最近の30MSは「一体型」が多い気がします。
基本的には「一体型」の方が「合わせ目消し」などやりやすいので有難いですね。
「一体型」の改善
「一体型」は上で書いた通り「後ハメ」も楽なのですが、「改善」も「分割型」と比べて楽です。
というか「パーティングライン」を消してそれで終わりなので、特に書くことが無いんですよね。

「デザインナイフ」「紙やすり」「鉄やすり」、お好きなツールで「パーティングライン消し工作」をすればOKです。
「分割型」改善
「一体型」と比べて「分割型」は改善がちょっと面倒です。
まず「合わせ目消し」がありますし、その上で「リングパーツとの間が浮いている」という点もなんとかしたいです。


合わせ目消し

合わせ目消しは↓の記事などを参考にしてもらえれば。
一応、太ももは「曲面」なので「スポンジ紙やすりを使う」など、丸みを潰さないようにしたいところです。
リングパーツからの浮き
問題はこちら、「リングパーツから浮いている」という点です。


これは、分割された太ももパーツの型方が若干凹んでいることに起因します。

なので、その凹みを埋めてあげれば解決します。
今回は「カラーパテ」を使って、凹みを埋めます。
「ポリエステルパテ」「ラッカーパテ」等でも大丈夫です。
「カラーパテ」は盛るのに向いていないので、2~3回重ねる必要があります。
「パテを盛る」→「やすりで平らにする」を繰り返します。


すると、隙間はほぼなくなりました。

むちむち化
ここからは「改善」というより「改修」となりますが「リングパーツ付きの太もものむちむち感を増す方法」です。
「リングパーツ」を「太もももに付いた留め具」に見立てて、その接着面を削ることで
「留め具に押しつぶされて、肉が溢れている太もも」
を作ります。

どれぐらい削るかは「求めるむちむち感」や「留め具の締め付けの強さ設定」次第です。

実際にやっていきます。
「リングパーツ」と「太ももパーツ」が接する部分の「角」を落とします。
使うやすりは「紙やすり」でも「鉄やすり」でもどちらでも大丈夫です。慣れてる方を使いましょう。


あとは回転させるように、ぐるりと削りながら一周します。
すると太ももが「リングパーツ」に向かって押しつぶされるように「傾斜」が付いたのが分かります。


あとは好みの「むちむち感」が出るまで、様子を見ながら削るだけです。
削り終えたら下側(リングと合わさる部分)がガタガタになっていると思うので、一度やすりで平らにしましょう。

「鉄やすり」を使ったなら、さらに「紙やすり(240~400番)」で切削面を滑らかにすると良いと思います。

まとめ
今回は「太ももパーツの改善」と「太ももパーツのむちむち化」をしていきました。
太ももは美少女プラモでも大きな「魅せ所」なので、ぜひこだわって作り上げたいものです。